Subversionを使用した典型的な作業サイクル

ここまでのチュートリアルにより、Subversionを使用したバージョン管理方法についての流れを見てきました。Subversionには様々な機能が搭載されていますが、基本的な流れは変わりません。

このカテゴリではSubversionのチュートリアルということで、Subversionの基本的な使い方について見てきました。最後に、Subversionを使用した典型的な作業サイクルについてまとめます。

1. ユーザーの作業コピーをアップデートする
 svn update

2. 変更を行う
 svn add
 svn delete
 svn copy
 svn move

3. 変更を確認する
 svn status
 svn diff

4. 変更を取り消す
 svn revert

5. 競合を解決(他のユーザーの変更をマージ)する
 svn update
 svn resolve

6. 変更をコミットする
 svn commit

毎朝、出社したら朝一番でsvn updateコマンドを実行し、作業コピーのアップデートを行い、自身が担当しているファイルに変更を加えて、退社する前に、その日の分をコミットするというのが自然な流れになると思います。

ただ、必ずこのサイクルを守る必要はありません。例えば、コミットする前のビルド確認や動作確認などは必ず怠らずに実施し、問題があった場合はコミットを見送るべきです。当然ですが、リポジトリにすぐに発見できるバグなどを送信してはいけません。