Subversionでは、リポジトリから初めてデータを取り出しローカル(自分のPC)に保存することを作業コピーと言い、作業コピーを取得するためにチェックアウトを行います。
チェックアウトするために、まずは作業コピー先となるディレクトリに移動します。
# cd /home/testuser/ # mkdir work # cd /home/testuser/work
ここでは、「/home/testuser」配下に「work」というディレクトリを作成し、そこを作業コピー先としています。
では早速、チェックアウト(作業コピーを取得)します。チェックアウトはsvn checkoutコマンドで行います。(「svn co」と省略しても構いません。)
work# svn checkout file:///home/svn/repos01/trunk . A index.html Checked out revision 1.
上記例では、作業コピーを前回の記事で作成したリポジトリ「repos01」の「trunk」ディレクトリ配下をカレントディレクトリに取得しています。
では、「work」ディレクトリに取得したファイルを確認してみましょう。
work# ll -rw-r--r-- 1 root root 153 Aug 13 22:51 index.html work# cat index.html <html> <head> <title>初めてのSubversion</title> </head> <body> <h1>初めてのSubversion</h1> <p>初回のリポジトリ登録</p> </body> </html>
前回、リポジトリへインポートした「index.html」ファイルが取得できていることを確認できます。
これでチェックアウトは完了です。あとは、「work」ディレクトリ配下で開発を進めていくことになります。